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壮絶怒涛のインドNo Planバックパッカー旅③/⑧話 2日目 - デリー -

ナマステ!
大人のアウトドア運営事務局・局長田中マーシーです!
 
インド滞在2日目です!!
この日の予定は
・ぼったくりツアーを組む
・ぼったくり市内観光ツアーをEnjoy
この2点でお届けします。笑

早朝、早速ドライバーがやってきてくれ、政府公認の観光案内所へ向かう前にラクシュミーナーラーヤン寺院(Laxminarayan Temple)へ連れて行ってくれました。

◆ラクシュミーナーラーヤン寺院

(Laxminarayan Temple)

ヒンドゥー教の寺院。

ヴィシュヌ神の化身ナーラーヤンと、その妻、美と幸運と繁栄の神ラクシュミーを祭っている。1938年以来、インド有数の大財閥であるビルラー財団によって管理運営されている。

(Wikipediaより引用)

 

日本にはない建造物を見て、インドに来た事を実感。

 

朝からとても神聖な気持ちです!

そんな、晴れやかな気持ちの中でドライバーは僕を昨日からお願いしていた政府公認観光案内所である「GOVERNMENT OF INDIA TOURIST OFFICE」に連れてってくれました。

 

さあて、僕がやりたいことは決まっています。

 

アグラまでの鉄道チケットを買う。

 

それだけのはず。。。

 

GOVERNMENTと記載されているだけあって建物内は綺麗に整備されているし、しっかりしていそうな雰囲気。(残念ながら、ぼったくりツアーを組んでから速攻でケータイを取りあげられ、建物内で撮った写真は一切残さず抹消させられてしまいましたので文章とイメージ写真だけでお楽しみください。笑)

館内に入るや否や、気さくな大柄の男性(腕が丸太のごとく太い)と軽く談笑を交わし、朝御飯はホテルで食べていたのでお腹は空いていませんでしたが、エッグサンドとチャイをもらいました。

 

実際↓の方よりもずっとマッチョだったと思います。。笑 

片手にはiPhone Xを持ち、日本人の友達いっぱいいるよ~、と親近感を覚えたのもつかの間、ボスがやってきました。

 

早々に商談部屋?に案内され、早口でまくしたてるような英語でボスは矢継ぎ早に質問をしました。

「旅のプランを教えろ」

 

「いつまでインドにいる?」

 

「いつ、どこに行く予定だ?」

 

 「宿泊先はどこだ?」

 

 「旅の予算は?」

 

僕は聞かれるがままに正直にすべて答えてしまいました。(答えてしまったのが間違いでした。。)

 

そして、ボスは言いました。

「インドは危険な場所だ。」

 

「襲われたり、金を盗まれたり、とにかく危険だ。」

 

「行く予定の観光地(バラナシ)は、明日から祭りがあって10日間は現地で宿泊先の手配なんか出来ないよ。」

 

 

わかったよ、気を付けるよ。

 

ありがとうね。。。

話し長えなぁ~~。笑

 

そんなこんなで話をしていたら、話はどんどん飛躍し、アグラまでの鉄道チケットを買う話はぶっとび、気付くとこんな素敵なパッケージツアーが出来上がっていました。

[インド滞在2日目] 

・デリーで1日観光(ドライバーが引率)

 

[インド滞在3日目]

・デリー⇒アグラ 車で送迎

・アグラで1日観光(ドライバーが引率)

・アグラ⇒バラナシ 車で送迎

 

[インド滞在4日目、5日目]

宿泊先ホテルの手配

 

 

いやいやいやいやいや~~~~。

 

アグラまでの鉄道チケット買いたいだけなんやけど。笑

 

ちなみに「これいくらすんの?」と聞いてみると答えに愕然しました。。

 

 

 

 

 

 

5万ルピー。(8万円くらい)

大真面目に言ってきているコイツ。。

目が笑っとらんよ。。

 

さようなら、ここに聞いたのが間違いだった。

 

帰ろうとするも先ほど話した大柄の子分に、見た目だけは人の良さそうな男がやってきてマジで囲まれました。(この時振り切って出れば良かったとホント心底思います。。涙)

俺が欲しいのはアグラ行きの鉄道チケットだけだよ!!

 

チケット販売状況を調べてもらい売り切れてしまったから、俺たちがドライバーを手配するから安心しろ。と早々に出鼻をくじかれてしまいました。(もちろん売り切れておりませんよ。)

 

そして、こちらが口を閉じるとインドは危ないからツアーを組め!!その一点張りです。(おめえらの方がよっぽどあぶねえわ。笑

 

プランをあの手この手で提案し続けるボス。(この時点で1時間経過w)

 

 

こうやって記事として書けば書くほどに、こんなにもわっっっっかりやすいボッタクリ営業に引っかかってしまったのは、顔面から炎がでるくらいの恥ずかしい話ですが、初めての一人旅で、不安で溜まらない状況で、想定していた移動手段(鉄道)がなくなってしまった事と、いつまで経っても終わらないこのエンドレスな話から解放されたい気持ちに駆られ、、、気づいたら僕はこのぼったくりツアーを断るのではなく、、一生懸命に値切ろうとしてしまいました。笑

そして最後の判断も今となっては甚だおかしい思考状態ですが、先般提案されていたツアーが18,000ルピー(3万円)まで値切れたことから(アグラ⇒バラナシの車移動はなくなり、深夜鉄道チケットの手配に変わった)、あれ、俺交渉できたんじゃね?という妙な達成感が生まれてしまったのです。

 

4日間のツアーも1日あたりで考えたときに7,500円だし、そこまで高くないんじゃない?と思ってしまったことが決定打になりました。笑

ちなみに、両替をしていなかった僕は日本円でも構わないと言われたのでそのまま日本円で3万円を渡したのでした。(この時点で2時間経過)

 

さあ~、開き直ってインド旅の安全も買えたことだし(もはやただのツアー旅行w)、良かったなあ、と思った矢先に追い打ちがかけられました。

 

     「ここは、GOVERNMENT管轄の観光案内所だからガバメントタックスで5000ルピー(8000円くらい)別でかかるよ。」

てっめぇhhhhhhhhjわあfjjjjjjjjjjjjふぃいええええええええええええええあkkkkkkkttttttttっddddddtkpdddっでええええ!

 

支払った後にしれっと言いやがって、さすがにこれには僕は猛抗議です。

 

僕が逃げられないように囲ってきた筋肉粒々なインド人は微笑んでいながらも目は笑っておらず、「ガバメントタックスは払わないと捕まるよ。」とか言ってくるし、税率なんぼやねん、そんなん最初に言えし、払えんわ、とぎゃーぎゃー言ってたら5,000ルピーから5000円に値下げしてもらい(税金って値下げとかあんの?笑)、釈然としないながらも最後は5,000円(これも日本円で)を払い、外にようやくでることが出来たのでした。

 

ドライバーは笑顔で迎えてくれました。

 

話しは聞いたよ。

 

俺が観光ガイドを請け負うことになったから宜しくね、と言われ、もうお金も全部清算したわけだし、このドライバーなら安心できるな、と思い観光に向かうのでした。

 

 さてさて、財布の中身が一気に軽くなり、気分はブルーでしたが、ここからはさらーっと観光レポしてきますよーーーーーー!!(はんばヤケクソですw)

最初に向かったのは、フユマーン廟(Humayun's Tomb)です! 

 

タージマハルの建設に大きな影響を与えた建造物ということでもの凄い荘厳さを感じます。

◆フユマーン廟

(Humayun's Tomb)

 1993年に登録されたインドの世界遺産(文化遺産)

ムガル帝国の第2代皇帝フマユーンは1556年に急逝したが、その死を悼んだ妃ハージ・ベグムは亡き皇帝を偲んで廟の建築に取り掛かり、9年の歳月をかけて完成させた。「庭園の中の廟」といわれるように、典型的な庭園霊廟で、庭園も建物も左右対称をなしており、インド初のムガル様式の霊廟であることが評価され、世界遺産に登録された。

(コトバンクより引用)

続いて、クトゥブ・ミナール(Qutub Minar)です!

学生さんから写真を撮ってくれ、と言われたり敷地内に走り回るリス達を追いかけたりして楽しかったです。(リスは木があれば、僕がいったところにはどこにでもいました)

◆クトゥブ・ミナール

 (Qutub Minar) 

1200年ごろに奴隷王朝の建国者であるクトゥブッディーン・アイバクによって、クワットゥル・イスラーム・モスクに付属して建てられた。ヒンドゥー様式とイスラーム様式が混在した様式となっている。おそらくヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院などを破壊し、その石材を転用して制作されたものであり、建築に携わった職人もヒンドゥー教徒であったと推測されている。

(Wikipediaより引用)

 

気付いたら14時くらいです。

 

ぼったくり観光案内所でエッグサンドを食べてから大分時間も経っており、流石にお腹が空いたなあ、てことで向かったのが日本食も揃う「ICHIBAN」(インド料理ではないというw)というアジアン料理屋でした。

注文した焼きうどんはクソ不味かったけれど、ひとまずはお腹いっぱいです。笑

どんどん行きます!

続いて行ったのはインド門 (India Gate)

門はパリの凱旋門に負けず劣らず立派でしたが、広い施設はさながら原宿竹下通りばりにインド人がいて、とっても賑やかな場所ですね。

 

露店(アイス売ってたり、お菓子売ってたり、子供のおもちゃ売ってたり、、、)もくそいっぱいあって10m先には同じものが売ってたり。

 

 人がもーほんと多いから同じよーなもん売ってても商売は成り立つんですかね?

◆インド門 (India Gate) 

慰霊碑。パリのエトワール凱旋門を基にエドウィン・ラッチェンスによって設計された門型のモニュメントで、第一次世界大戦で戦死したイギリス領インド帝国の兵士(約8万5千人)を追悼するために造られた。

(Wikipediaより引用)

 

そして、インドといったらガンジーさんでしょ、ということでガンジー記念館(Gandhi Smriti)にも行きました。

◆マハトマ・ガンディー

 インド独立の父。

 南アフリカで弁護士をする傍らで公民権運動に参加し、帰国後はインドのイギリスからの独立運動を指揮した。民衆暴動やゲリラ戦の形をとるものではなく、「非暴力、不服従」を提唱した。

 (Wikipediaより引用)

 

日も少し更けてきた時、庶民の街オールドデリーにてサイクルリキシャで街を観光です。

 

仕事終わりのインド人達が道路に群がり、インド人の交通状況はマジでマジでマジでマジでマジでマジでマジでカオスでした。笑

爆音注意!!

なにこれ本当に。。笑

耳がつんざくようなクラクションの音。

 

ウルサイ。。笑

 

車、オートリクシャー、サイクルリキシャが行き交う中問答無用で道路を突っ切るインド人。

 

交通ルールを知らないインド人達が日本で運転したらどうなるんでしょうかね。

これだけ混雑した状況で接触事故とか起こさない技量はある意味運転めちゃくちゃ上手いかもしれません。笑

 

街中を探検する中もぼったくりのお店にちょくちょく連れてかれましたが、充分に楽しめました!

 

2時間の観光で法外な800ルピーも取られてしまいましたが、楽しめたのでヨシとしましょう。笑

タージマハルに行くとき用のインドの服を買いなよ、ということでドライバーに連れてかれたぼったくりの服屋で1500ルピーのペラッペラの民族衣装クルタ・パジャマをお買い上げし、今日はホテルに帰りました。

ホテルで注文したタリー(カレー定食)を頼むも、1時間待たされ、辛くて食えたもんじゃなかったです。。笑

観光は楽しかった訳ですが、いまのところ信頼できるインド人はゼロ!!

 

モヤモヤする気持ちを抱えたままこの日は就寝です。笑

 

2日目エピソードはこれにて終了!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!  

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